【まとめ】ブライトリングの歴史~特徴・モデルシリーズ・買取相場など~ | 時計買取.biz|おすすめの『最大10社一括査定』

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【まとめ】ブライトリングの歴史~特徴・モデルシリーズ・買取相場など~

【まとめ】ブライトリングの歴史~特徴・モデルシリーズ・買取相場など~

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NO.1パイロットウォッチとして時計界に君臨する「ブライトリング」。ナビタイマーをはじめとした、ワイルドかつ繊細な造形は我々に所有する喜びを与えてくれます。 本ページでは大人気ブランドであるブライトリングの特徴と各モデルの成り立ちを紹介し、ブランドの魅力を深堀していきたいと思います。

ブライトリングの理念

ブライトリングを語る上で欠かせないのが、航空業界との強い繋がりです。創業時から飛行機の計器やストップウォッチなどの計時機能を開発し、のちにパイロット用クロノグラフ製造へと繋がっていきます。「プロフェッショナルのための計器」との理念を掲げ、一貫してパイロットに向けた時計を作り続けていることが大きな特徴です。 特にクロノグラフの技術においては業界でも評価が高く、クロノグラフ付き腕時計を現在の形にしたのはブライトリング最大の功績と言えます。 また、航空用計器の品質はパイロットの命にかかわることから徹底した品質の追求を行ってきた硬派なメーカーで、後に発表した「100%クロノメーター化」宣言は同社の経営姿勢からすると当然のことだったのかもしれません。 下記の3つの特徴はブライトリングが現在の地位を築くうえで他社に優位を取った要因となります。

ブライトリングの特徴

特徴➀クロノグラフ

クロノグラフとはいわゆるストップウォッチであり「スタート→ストップ→リセット」の順で操作します。 パイロットにとって、飛行時間を正確に測ることが出来るクロノグラフ機能は飛行時間から算出した残り燃料を知る上で大切な役割を果たしていました。 しかし、当時の腕時計に搭載されたクロノグラフ機能は一度リューズを引き抜いて操作する必要があるため、使い勝手に乏しく実用性の低い機能となっていました。 そうした背景から、1915年ブライトリング社から世界初の専用プッシュボタン付きクロノグラフ腕時計が誕生。独立した操作ボタンが直感的にクロノグラフ機能を使用することを可能にし、瞬く間に航空業界を席巻していきます。 その後、同社はクロノグラフのリセットボタンを発明。リューズの上下にプッシュボタンの搭載された今日のクロノグラフ腕時計の原型を完成させました。

特徴➁フライトコンピューター

フライトコンピューターとはフライト中に必要な情報を瞬時に計算することができる機能です。 具体的には、 ・かけ算 ・割り算 ・速度、燃費、上昇・下降距離などの航空計算 ・KM(キロメートル)、STAT(法定マイル)、NAUT(海里)の単位換算 の4種類。 ナビタイマーなどの文字盤に多くの数字が記載されていますが、回転ベゼルをスライドさせ目盛りに合わせることでフライトに関係する様々な情報を操縦中に知ることができる優れものです。 飛行機のコックピット自体にもそういった計器は存在しますが、常に危険と隣わせの状況を考えると腕時計一本で必要な航空情報を知ることが出来るのは当時としても頼もしい機能であったことは想像に難くありません。 1942年にエンジニア仕様のかけ算、割り算ができる回転計算尺機能を搭載した初代クロノマットを発表。 10年後の1952年には航空用計算盤(フライトコンピューター)を搭載したナビタイマーを世に送り出します。 このフライトコンピューターの搭載によって、パイロットウォッチメーカーとしての地位をますます盤石にしていきます。

特徴➂クロノメーター

1999年ブライトリング社は全モデルに搭載されるムーブメントの「100%クロノメーター化」を宣言します。 クロノメーターとは、スイス公認クロノメーター検定協会、通称COSC(ControleOfficialSuissedesChronometres)がムーブメントの品質について認証を与えることを指します。 非常に厳しい規格であるとされ、一説には「スイスで生産される全時計のうち3%しかこの認証を通らない。」と言われているほどです。 その厳しい認証に100%通すことを決定し、実現させているわけですから、ブライトリングの品質へのこだわりは腕時計業界随一と言っても過言ではありません。 クロノメーター認証を受けたムーブメントを搭載するモデルは文字盤に「CHRONO METRE」の文字が記載されている場合が多い。

代表モデル

クロノマット(CHRONOMAT)

クロノマットJSP(Ref:AB0115111B1A1) 参考モデル:クロノマットJSP(Ref:AB0115111B1A1) 出典元:ブライトリング公式サイト ナビタイマーと双璧をなすブライトリングのフラッグシップモデル。 1942年に世界初の回転計算尺付きクロノグラフ付き腕時計としてリリース。 1984年にイタリア空軍のアクロバット飛行チームに正式採用され華々しく復活を果たす。 復活時に取り入れられた特徴的なデザイン、「ライダータブ」はパイロットにとって視認性、操作性、耐久性に優れた画期的なものであった。※ライダータブ:回転ベゼル「0位置」「15分」「30分」「45分」に別部品で割り当てられた突起。 パイロットの為に考え抜かれた機能的なデザインと堅牢性は航空業界との繋がりが深いブライトリングを語る上で外せないモデルである。

ナビタイマー(NAVITIMER)

ナビタイマー B01(Ref:AB0127211B1P1) 参考モデル:ナビタイマー B01(Ref:AB0127211B1P1) 出典元:ブライトリング公式サイト ブライトリング=ナビタイマーと言っても過言ではない程、ブライトリングを世に知らしめた象徴的なモデル。 名前の由来は「航空・航海(ナビゲーション)」と「計時(タイマー)」という2つの言葉を組み合わせた造語である。 1952年に世界初の航空用計算尺を搭載した腕時計として誕生。特徴的な文字盤とベゼル操作の組み合わせによって、 飛行中の速度、燃費の計算がしやすいよう設計された。 後に航空機のオーナー及びパイロットの組織、国際パイロット協会AOPAの公式時計として採用される。 以後、いくつかの機能的改良は加えられるも、デザインの大幅な変更のないモデルであり、腕時計業界全体を見渡しても完成されたデザインの1つとされている。

モンブリラン(MONTBRILLANT)

モンブリラン01リミテッド(Ref:S033G09NP) 参考モデル:モンブリラン01リミテッド(Ref:S033G09NP) 1995年に初代クロノマットのデザインを復刻する形で誕生したモデル。パイロット用回転計算尺を搭載している。 ナビタイマーとよく似ているのは、両モデルとも初代クロノマットからインスパイヤされたデザインのため。 文字盤中央に配置された赤丸は通称「デジマルメーター」と呼ばれ、モンブリランのみに採用されている。 デジマルメータ―:60秒を100分割して表記し、10進数に置き換えて距離と速さの計算をしやすいようにしている。

スーパーオーシャン(SUPEROCEAN)

スーパーオーシャン ヘリテージ(Ref:AB0162121B1S1) 参考モデル:スーパーオーシャン ヘリテージ(Ref:AB0162121B1S1) 出典元:ブライトリング公式サイト 1957年に誕生したブライトリングを代表するダイバーズウォッチ。 空のイメージが強い同社だが、実用性の高い本格派のダイバーズである。 モデル登場時からダイバーズウォッチの代名詞と言える、「ロレックス サブマリーナー」と肩を並べるほどの防水性能を有していた。 また同モデル内で様々なデザイン・カラーが豊富にラインナップ、特に「ヘリテージ」はブライトリングの中でも1、2を争う人気を誇る。

アベンジャー(AVENGER)

スーパー アベンジャー クロノグラフ 48(Ref:A13375101B1A1) 参考モデル:スーパー アベンジャー クロノグラフ 48(Ref:A13375101B1A1) 出典元:ブライトリング公式サイト 2000年に発表された、最も新しいコレクション。 特徴はオーバースペックともいうべき破格の性能である。アベンジャーのコレクションの中には、ケース幅最大50㎜、厚さ17㎜強、防水性能3000m、卓越した耐久性、耐衝撃性を兼ね備えるモデルなど、スペック面ではブライトリングの中でも随一。

プレミエ(PREMIER)

プレミエ B01 クロノグラフ 42(Ref:AB0118221G1P1) 参考モデル:プレミエ B01 クロノグラフ 42(Ref:AB0118221G1P1) 出典元:ブライトリング公式サイト 1940年代に初代モデルが誕生、実用性に重きを置いてきた同社としては初のドレスウォッチとして誕生した。 2018年-2019年にコンセプトそのままにラインナップに追加される。「空」・「海」に対応したモデルがある一方で今まで手薄だった、「陸」を強く意識したモデルとして製作される。 英国高級自動車メーカー「ベントレー(BENTLEY)」とコラボレーションするなど、ラグジュアリー志向の強いモデルである。

アビエーター(AVIATOR)

アビエーター 8 クロノグラフ(Ref:AB0119131B1P1) 参考モデル:アビエーター 8 クロノグラフ(Ref:AB0119131B1P1) 出典元:ブライトリング公式サイト アビエーターは創業者の孫、ウィリー・ブライトリングが設立した自社制作部門「ユイット・アビエーション」のデザインを基に復刻されたモデル。 2018年に「ナビタイマー8」から「アビエーター」に名称変更。モデル名にある「8」は当時ブライトリング製の航空用計器が8日間のパワーリザーブ性能を誇っていたこと、フランス語で数字の「8」を意味する”ユニット”に由来する。 クラシカルでモダンなデザインが特徴で正統派パイロットウォッチを作り続けてきたブライトリングの姿勢を最も感じることが出来るモデルとなっている。

ブライトリングの買取相場は?

パイトットウォッチの歴史の礎となったブライトリングは、芸能人・スポーツ選手・ユーチューバーなど様々な有名人が着用しており、根強い人気が感じられます。 特にナビタイマー、クロノマット、スーパーオーシャン、モンブリランは人気が高く、高価買取が期待できます。 詳しい買取相場は下記のページをご覧ください。 ブライトリングの買取相場は?

ブライトリングこれまでの歩み(年表)

1884年創始者であるレオン・ブライトリングが時計工房を開業する。
1892年ラ・ショー=ド=フォンのモンブリラン通りに移転し「レオンGブライトリング」に改名する。
1915年レマニア製の懐中時計用クロノグラフムーブメントを搭載した腕時計を製造。世界初のプッシュボタン付きクロノグラフ腕時計となる。
1942年対数表記の四則演算用の回転計算尺を付けたクロノグラフ「クロノマット」を発売。
1952年航空航法用の回転計算尺を付けたクロノグラフ、「ナビタイマー」を発売。
1962年マーキュリー計画のミッションMA7で、オーロラ7号の乗組員スコット・カーペンターの私物としてコスモノートが宇宙に行った。
1969年ホイヤー・レオニダス(現タグ・ホイヤー)、ハミルトン・ビューレン(現ハミルトン)、デュボア・デプラとの4社共同で腕時計用自動巻クロノグラフキャリバー「キャリバー11」を開発する。
1983年Breitlingとして商標登録をする。
1984年イタリア空軍の要請にて、クロノマットを発表。
1993年Montres Sicura SAの社名をBreitling AGに変更。
1997年クロノグラフ等の、複雑系ムーブメントの製造会社であるKELEKを子会社化。
1996年初代クロノマットのデザインを踏襲したモンブリラン発表。
1999年ムーブメントの「100%クロノメーター化」宣言を行う。
2000年KELEKの社名をBREITLING CHRONOMETRIE SAに変更。
2003年ベントレーのル・マンの復帰に際しパートナー契約締結。Breitling for Bentleyシリーズ発表。コンチネンタルシリーズの内装にブライトリングデザインのアナログ時計が据えられる。
2009年ブライトリング初の完全自社開発・自社製造ムーブメント「キャリバー01」を発表。モデルチェンジしたクロノマットに搭載される。

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