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クロノグラフ機能とは?

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ストップウォッチ機能を備えた時計のことをクロノグラフと呼びます。時刻表示とは別にストップウォッチを動作させることが可能です。 腕時計にクロノグラフが初めて搭載されたのは1915年、ブライトリングが発表しています。当時は第一次世界大戦中でパイロットが燃料計算用に時計を必要とし、19世紀まで主流であった懐中時計ではなく飛行士が操縦桿から手を放すことなく使える腕時計の需要が高まったのもこの時期からです。ブライトリングはパイロットウォッチで有名ですが、やはり航空機との関係が深いメーカーです。 クロノグラフを搭載した時計はこのようなデザインが一般的です。 よく勘違いされやすいポイントとしましては、シンプルな3針の時計で秒針にあたる針はクロノグラフ用の秒針ですので、ストップウォッチとして使用しないときは動かしません。 時刻表示用の秒針は6時位置の小さな針です。 操作方法 スタート/ストップボタンを押して計測スタート もう一度スタート/ストップボタンを押して計測終了 リセットボタンを押してクロノグラフを0に戻す 計測終了時にクロノグラフ秒針が55秒を指していたら秒の単位は55秒。ここまでは簡単かと思いますが分・時間の単位はどのように読み取るのでしょうか。 ここで登場するのが積算計です。 30分積算計は1分経過するごとに1メモリ進み30分で1周、12時間積算計は1時間経過すると1メモリ進み12時間で1周します。 30分積算計は現在3を指し、12時間積算計を見ると3から0.5メモリ進み3と4の間を指しています。つまり3時間経過後に30分積算計はすでに1周していて、計測開始から3時間33分55秒が経過したと読むことが出来るのです。 計測が終了したらリセットボタンを押してクロノグラフ秒針と積算計を0に戻します。 このとき気を付けなくてはいけないのが、必ずクロノグラフを止めた状態でリセットボタンを押すことです。動いたままリセットボタンを押すと故障の原因となります。 また、クロノグラフの時計にはベゼルに数字やメモリが刻まれたものが多くなっています。 今回はロレックス デイトナを例に出していますが、このモデルには「タキメーター」がベゼルに刻まれています。これは平均速度を割り出すためのものです。 車が走り始めた時にクロノグラフをスタート。1km走行した時点でストップ。 このときの経過時間が30秒だったとします。ベゼルには120と刻まれています。 つまりこの1kmを平均時速120kmで走行したことを意味します。 ロレックスの場合は「UNITS PER HOUR」となっておりますので速度ではなく「1時間あたりの生産能力」を表していますが同じ使用方法です。 工場等での生産能力を計る際に製品一つを作る時間を計り、それが30秒だった場合には1時間で120個の生産が可能となります。 機械式時計でクロノグラフを実現するにはとても複雑な機械が必要で、ムーブメントを自社製造するメーカーは少なく、今でこそ自社ムーブメントを搭載していても長らく他社からムーブメントを購入して搭載していたケースは少なくありません。 自社製造にこだわるロレックスですら、自社製クロノグラフムーブメントを発表したのは2000年と、かなり最近になってからです。1988年~2000年まで生産されたロレックス唯一のクロノグラフ搭載モデル、デイトナはゼニス社の傑作ムーブメント「エル・プリメロ」をベースに使用していました。 機械式時計の自動巻き化が1930年代から広まったのに対し、世界初の自動巻きクロノグラフが登場したのは1969年とだいぶ期間が空いていることからも、クロノグラフ機構の複雑さ、製造のむずかしさが伺えます。 世界初の自動巻きクロノグラフは、ブライトリング・ホイヤー・ハミルトンといった現在でも有名なブランドが共同で開発した「クロノマチック」、日本が世界に誇る時計メーカーであるセイコーが開発した「キャリバー6139」、そしてゼニスが傘下のモバードと共同で開発した「エル・プリメロ」と、同じ年に歴史的なムーブメントの発表が3つも重なっています。 月へ行ったクロノグラフ クロノグラフの時計を語る上で外せない存在の一つが「オメガ スピードマスター プロフェッショナル」です。 アメリカ航空宇宙局(NASA)が宇宙空間での使用に耐える腕時計として採用し、アポロ計画でも使用され月面に降り立ちました。それ以降「ムーンウォッチ」の愛称で、現在でも人気のモデルです。