【買うならどっち?】クォーツ式と機械式の選び方 | 時計買取.biz|おすすめの『最大10社一括査定』

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【買うならどっち?】クォーツ式と機械式の選び方

【買うならどっち?】クォーツ式と機械式の選び方

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時計の動力源となるムーヴメントの種類は、大きく分けて2種類あります。 電池で動く「クォーツ式」と、ゼンマイが巻かれて動く「機械式」です。 機械式のほうが精密な造りとなるので、クォーツと比べると高価なものが多いですが、だからといってクォーツ式が劣るわけではありません。 クォーツ式、機械式のそれぞれの魅力や特徴、メリット・デメリット、選ぶ時のポイントを参考に、貴方にピッタリな時計はどちらなのか参考にしてみてください。

味わい深い機械式時計について

意外な誕生秘話?機械式時計の歴史

まずは機械式の腕時計が誕生する前に多く使用されていた「懐中時計」の歴史からお話していきます。 1700年代頃から、懐中時計は貴族などの上流階級の人々に親しまれていました。 当時の人たちは懐中時計に不便さは感じてなかったようですが、1850年以降になると戦争のやり方が近代戦へと変わっていき、戦場では時計で時刻を細かく確認して作戦を実行する必要性が高まってきました。 懐からいちいち取り出して蓋を開けて時刻を確認しなくてはならない懐中時計は、戦場での使い勝手(パフォーマンス)が悪かったのです。 この「戦争での利便性を追求」するのをきっかけに、腕時計の開発・発展に繋がっていき、第一次世界対戦が終わった後には一般の人々にも次第に普及していきました。 そして第二次世界対戦が終わった頃には、時刻だけでなく、より便利で実用性のある機能を追加した腕時計が各社から次々と発売され、軍事のために生まれた腕時計は一般社会にも溶け込んでいったのでした。

機械式の特徴は「趣味性」

機械式はその名の通り、多くの様々な部品が精密に重ね連なって時刻を刻んでいきます。 時計の中に一つの小さな世界が生きているようなロマン、味わい深さが感じられます。 長い歴史もあり、機械式の時計に魅了されてクォーツ時計には戻れない、という人も多いです。 また、クォーツ時計に比べて機能を増やしやすいため、さまざまな複雑時計はほとんどが機械式時計です。 手で組み立てる機械式時計は、機能を増やしやすい他、修理可能な事も特徴の一つです。

機械式時計のメリットとデメリット

~メリット~

出典元:ブレゲ 機械式時計のメリットとして挙げるのは、特徴でも紹介した通り一つは修理が可能なことです。 クォーツ時計の寿命は約10年ほどと言われていますが、機械式時計はしっかりとメンテナンスをしていけば50年は持つと言われています。 それ故に、資産価値として購入する人も多いです。 人気ブランドの機械式時計であれば、年が経つに連れてプレミアとなり、いざ売りに出す時に高額になる可能性もあります。 大事に扱えば家宝として時計を受け継いでいけるのも魅力的です。 また、その造りの複雑さ・味わい深さから価格は高い商品がほとんどですが、その分ステータスの象徴としても用いられます。 時計好きの知り合いがいれば、一目置かれる事は間違いないでしょう。

~デメリット~

クォーツ式は電池で動くのに対し、機械式はゼンマイを定期的に巻いてあげないと止まってしまいます。 時計によって異なりますが、一般的な機械式時計は約40~48時間程度です。 普段いつも時計を身につけている人は不便を感じないと思いますが、休日などで2~3日時計を付けない日がある人は止まる度にゼンマイを巻いて時刻を合わせ直してあげなくてはいけないので面倒と感じてしまうかもしれません。 そして、クォーツに比べて機械式時計は精度がやや劣ります。 機械式が日差±20秒が正常値と言われているのに対し、クォーツは月差±20秒です。 日常的に不便がない程度の誤差ではありますが、正確な時間を随一確認したいという人には不向きかもしれません。 あとは価格が高額なものが多い点です。 手作業で組み立てられるため量産が難しく、希少価値・芸術的価値も相まってクォーツ式より価格が高額になりがちです。 また、メンテナンスの金額も高く、直すのにも時間もかかる事がほとんどです。 これも人の手によっての修理になるため、ゼンマイを交換したり精密な部品を組み立て直したりと手間とコストがかかるのです。 メンテナンス料はお店や症状によってバラバラですが、大体30,000~60,000円程。 3~4年に一度メンテナンスに出すのが長く使えるコツですが、コストがかかってしまうのが難点です。

機械式時計はこんな人にオススメ!

・時計が好きな人 ・歴史やロマンを感じたい人 ・資産価値として手元に残したい人 ・できるだけ長く使いたい人 手間やコストがかかるのもまた"精密機械ならではの味わい深さ"。 繊細で精密な部品たちが織りなす時間の世界を感じたい方は、機械式時計がオススメです。

時計の精度を高めたクォーツ式時計について

出典元:グランドセイコー公式サイト

実は日本生まれ?クォーツ式時計の歴史

1950年代後半、時計業界では「腕時計の電子化」の開発競争が始まりました。 日本の誇る時計企業「セイコー」は、早くからクォーツ時計に注目して1958年からクォーツ時計の開発をスタートしていました。 1964年の東京オリンピックでは壁掛け時計並のサイズまで小型化した時計を大会公式時計として提供し、実用に耐える技術水準を達成しています。 そして更なる小型化を実現し、1969年に世界初の市販クォーツ腕時計「アストロン」が発売されました。 出典元:グランドセイコー公式サイト 当時の価格は45万円と高価でしたが、その後急速なコストダウンが進んで今現代では一般的に手に入れられるくらいに普及しています。

クォーツ式の特徴は「正確性」

クォーツ時計とは、電池を動力として動く時計というイメージを持たれている方が多いと思います。 「電池で動いてるんだから時計が動くのも当たり前」と思われるかもしれませんが、正確に時計が時刻を示すことができるのは電池だけの力だけではないのです。 電池ともう一つの動力源となるのは、名の通り”クオーツ(水晶)”です。 クォーツ(水晶)には電圧で振動する性質があり、その振動数はなんと32,768Hz。 この振動の力が一定のリズムで動いて時間を正確に刻みます。 この正確な動きにより、機械式と比べて誤差が少ないのも大きな特徴です。 機械式はゼンマイを巻かずにいると止まってしまうし、動いていても日差±20秒は正常値と言われていますが、クォーツの時間精度は月差±20秒と、正確性が優れているのです。

クォーツ式時計のメリットとデメリット

出典元:グランドセイコー公式サイト

~メリット~

クオーツのメリットは特徴にも書きましたが、何といっても”正確性”です。 誤差が少なく、機械式のように定期的にネジを巻かないといけない心配もなく、電池の寿命がくるまで正確な時刻を刻みます。 電池の寿命も短くて2~3年は切れませんし、電池を入れ替えればまたすぐに使えるようになります。 また、機械式よりムーヴメントの大きさが小さくて薄いので、その分デザインの幅が豊富です。 薄くて軽いシンプルな時計、分厚く重厚感のあるダンディーな時計、個性的なオリジナリティの高い時計など、見た目を重視したい人はクォーツ式時計から選んだ方がお気に入りが見つかるかもしれません。 あとはムーヴメントの大きさが小さいという点で、機械式より作りが簡単なため、比較的お値段も安く手に入れられます。 初めて高級時計の購入をお考えの方は、このような点からクォーツ式時計のほうが使い勝手が良いかもしれませんね。

~デメリット~

逆にデメリットとなることは、修理が不可能なものが多いことです。 電池切れが原因で動かない場合は電池を交換すればまた使えますが、電池切れ以外の故障や破損に関しては、すべてのクォーツ式時計が交換パーツを用意されているわけではないのです。 また、時計によって異なりますが内部の電子回路の寿命は約10年と言われています。 この部分がダメになってくると、時刻が正確に表示されなくなってくるので、「修理」ではなく新しい回路に「交換」をする必要が出てきます。 また、機械式に比べて資産価値は低いです。 機械式より時計の作りが複雑ではない分、大量生産することも可能ですし、比較的安価で手に入れられるため価値が下がります。

クォーツ式時計はこんな人にオススメ!

・いつでも正確な時刻が知りたい人 ・ネジを巻くなどの手間なしで使いたい人 ・低価格でブランド時計を持ちたい人 ・初めて高級時計の購入を考えている人 ・幅広いデザイン性を楽しみたい人 正確性が強みのクォーツ式時計は時間に追われるビジネスマンの強い味方です。 豊富なデザインから選べて低価格で手に入るので、ブランド力よりデザインを重視したい方にはクォーツ式時計がオススメです。

クォーツ式時計と機械式時計のまとめ

高級時計選びは迷うものです。どちらが自分に合っているか、欲しいと思うか。 じっくりと時間をかけて選んで満足のいく時計ライフをお過ごしください。 時計買取.bizでは機械式時計、クォーツ時計どちらも高価買取を実施しております。 閉まったままの機械式時計、電池が切れたままのクォーツ時計など、今はもう使用されていない時計はありませんか? ありましたらぜひ一度当店で査定に出してみてください。 眠ったままにしてあった時計が高価買取で売れるチャンスかもしれません。 当店では「10社比較査定」を行っております。 お客様の大切なお品物が、ご期待により近い査定金額をお出しできるように頑張らせていただきます!

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