- ☑ オメガの魅力って何?
- ☑ オメガの偉大な功績って何?
- ☑ 買取に出すときも高く売れる?
歴史の中で様々な功績を残しているスイスの高級腕時計「オメガ」。
その功績は高品質な技術、デザインが備わっているからこそ成し遂げられたことです。
今回はオメガの歴史を振り返りながら、オメガの魅力をまとめていきます。
オメガの偉大な功績2つ
まずは、歴史に残るオメガの偉大な功績を2つ紹介します。
- ①アメリカ航空宇宙局の公認クロノグラフ
- ②多数のスポーツ大会の計時を担当
①アメリカ航空宇宙局の公認クロノグラフ

1965年、アメリカ航空宇宙局は
宇宙空間でも使用に耐える腕時計を選定した事がありました。
各社各種の時計を購入し、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性など様々な試験を行ないました。
その結果、
オメガのスピードマスターのみが合格したため、スピードマスターはアメリカ航空宇宙局の公認クロノグラフとなりました。
ですが、選定結果を発表後、アメリカの大手時計メーカーからクレームが入りました。
オメガはスイスの時計だったので、自国の大事なプロジェクトに他国の時計を公認するとはどうなのか?という内容です。
そこでアメリカの大手時計メーカーの技術陣が特別に1つだけ製作したクロノグラフと、スピードマスターによる再選定が行われました。
結果はまたもスピードマスターの勝利。
再選定を受けても勝利するとは、当時のオメガの技術力のすごさがわかるエピソードです。
1969年のアポロ計画でも使用され、
「月面に降り立った最初の腕時計」という偉大なる栄誉を獲得しました。
それ以後、オメガの時計の裏蓋には【FIRST WATCH WORN ON THE MOON】の文字が刻まれるようになりました。
現在でもオメガの時計は信頼を保ち続け、スペースシャトル計画の船外活動時において、オメガのスピードマスター以外の使用は認められていません。
②多数のスポーツ大会の計時を担当

オメガはその高性能な時計の開発から、多数のスポーツ大会の計時を担当しています。
オリンピックからパラリンピック、FINA、全米プロゴルフ協会、LET、万達ダイヤモンドリーグ、IBSF、ボルボ・オーシャンレースなど、幅広く公式計時として活躍しています。
また、オリンピックでは現時点で夏季は2032年、冬季は2030年の大会までオメガがオフィシャルタイムキーパーを担当する事が既に確定しています。
オメガのシリーズモデル
シーマスター

シーマスターは、そのネーミングから連想できるとおり、
防水機能が特化しているモデルです。
1955年に発売した『シーマスター300』がイギリス海軍に評価され、世界中に認知されることとなりました。
シーマスターの中でも特に防水性に優れているのは120気圧(1200m)防水の『プロプロフ』。
ダイバーに絶大な信頼性を誇る『プロプロフ』は、オメガの最も強靭なダイバーズウォッチとして長い歴史を持っています。
スピードマスター

スピードマスターの原型は『シーマスター・クロノグラフ』で、裏蓋のシーホースのロゴにその名残を伺うことができます。
上でも記述したとおり、アメリカ航空宇宙局の公認クロノグラフとして名が知れてからというもの、堅固で信頼性の高いモデルとして人気です。
現在でもオメガを代表する名モデルと言えるでしょう。
コンステレーション

コンステレーションは、英語で「星座」を意味しています。
文字盤の6時位置にある一つ星と、裏蓋の天文台のマークが目印で、美しくドラマティックなデザインが特徴的です。
ダイヤモンドなどの宝石を装飾したモデルも多く、女性からの人気も高いモデルです。
デ・ヴィル

デ・ヴィルは、フランス語で「街角、街路」の意味で、もともとはシーマスターの薄型のダブルネームとして名付けられましたが、ドレスウォッチに適したデザインを強めたモデルとしてラインを独立しました。
他のモデルよりもシンプルなデザインや、パーティ向けの華やかなデザインが多いことが特徴的です。
買取に出すときも高く売れる?
オメガの時計はその耐久性、高性能な造りからスポーツの場面でも好まれて使用されている人気のあるブランドです。
シリーズの中でも人気なのは「スピードマスター」と次いで「シーマスター」でしょう。
人気のシリーズは中古市場でも需要が高く、高価買取が狙いやすいです。
当店でも多くのオメガの買取実績がありますが、やはりよく買取に出されるのが多いのは「スピードマスター」で、高価買取の傾向が高いです。

オメガの主なできごと
1848年 | スイスのラショー・ド・フォンで設立。創設者ルイ・ブランが懐中時計の組み立てを行ったのが始まりで当時若干23歳であった。 |
---|
1880年 | 工場をビエンヌに設立し時計メーカーとして始動する。約10年で10万個を生産する国内最大手の時計メーカーとなる。このときはまだルイ・ブラン兄弟会社であった。 |
---|
1894年 | 究極の意味を込めギリシャ語の最終文字を取った「オメガ」や「マリーン」といったキャリバーが有名。 |
---|
1903年 | 社名をオメガとする。 |
---|
1930年 | オメガを中心にティソなどとスイス銀行協会が参加したSSIHグループ(現在のスウォッチグループの前身)を発足する。 |
---|
1932年 | ロサンゼルスオリンピックで公式時計となる。 |
---|
1957年 | にはスピードマスターを発表する。 |
---|
1965年 | スピードマスターがアメリカ航空宇宙局の公式腕時計に採用され、その耐久性を世に知らしめた。 |
---|
1969年 | アポロ11号が人類初の月面着陸を果たしたとき、宇宙飛行士であるニール・アームストロングの腕にはスピードマスターが着用されていた。 |
---|
1980年 | クオーツショックによりセイコーがオメガを買収する騒動が勃発する。 |
---|
1999年 | 独立時計師ジョージ・ダニエルズが開発したコーアクシャルを採用し時計業界に衝撃を与えた。機械式時計の心臓部でもある調速機構への動力伝達を果たす脱進機機構における摩擦を抑え、約10年間オーバーホールをせずとも精度を保つことができる。 オメガは様々な分野でも有名だが、160年以上も前から革新的な時計メーカーとして今日のブランド力を確立している。 |
---|