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衝撃ニュース!どうなる?バーゼルワールド。ロレックス、パテックフィリップ他数社が撤退表明。 衝撃ニュース!どうなる?バーゼルワールド。ロレックス、パテックフィリップ他数社が撤退表明。
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バーゼルワールド撤退を表明した5社の今後
ロレックス、パテックフィリップ、ショパール、チューダー、シャネルの5社ですが、今後はどのような道を歩んでいくのでしょう。
現在伝えられているのは2021年4月に開催予定である高級時計財団「FHH (FONDATION DE LA HAUTE HORLOGERIE)」 主催の新しい見本市と提携し出展されると噂されおり、WATCHES&WONDERSへ出展とも噂されております。
さらにLVMHグループも上記5ブランドに合流する意向を表明いたしました。
これにより、新しい見本市への出展となれば、WATCHES&WONDERS GENEVAとの同時開催または隣接しての開催を予定しているとのことです。 そもそも、なぜバーゼルワールドを撤退し、新見本市あるいはWATCHES&WONDERSへの出店を決めたのでしょうか?
一部ではバーゼルワールドの運営との意見の不一致、価値観の違いなどがあったといわれております。
各ブランドと運営側でどのようなやり取りがあったかは定かではありませんが、2020年の出展料を、支払い済みのブランド側が全額返金を求めたことに対し、運営側は次回2021年1月開催の展示費用に一部を繰り越す、もしくは最大でも30%までの返還という方針に相違があったと海外メディアで報じられたようです。
また、2020年から5年間、参加者の負担を軽減させるためにWATCHES&WONDERSと開催を同時期とされていましたが、WATCHES&WONDERSが2020年開催を中止、次回の開催を2021年4月と決定したことに対し、バーゼルワールドは2021年1月開催に延期としたことによる期間調整が出来なかったことなども要因ではないかともいわれています。
バーゼルワールドを運営するMCHグループは、バーゼルワールドの継続に向けて相当額の追加投資と引き続き努力をすると報じられています。
しかしながら、今回の5社撤退の報道を受け、バーゼルワールドに出展していた多くのブランドはWATCHES&WONDERSもしくは新見本市への出展へと方向転換する可能性が十分考えられます。 バーゼルワールドにとって、最大の危機であり転換期を迎えた今、どんな答えを導き出すのか…
時計業界に携わる者として、そして皆様と同じ時計ファンとしては、仮にバーゼルワールドが存続できず、歴史に幕を閉じるなんてことになれば非常に寂しいです。
ここまで記事を読んでいただいた皆様も同じ気持ちではないでしょうか。
毎年バーゼルワールド開催の時期が近づくと、皆で新作の予想をしたり、発表された各メーカーの新作を見て一喜一憂したりしたものです。
BIG5が抜けて規模が縮小したとしても、何とか存続して欲しい!というのが私個人の願いです。
バーゼルワールドの行方、各ブランドの動向、新見本市など、今後も時計業界の動きから目が離せません。