先日、衝撃的なニュースが飛び込んできました!
前々から噂のあったロレックスがバーゼルワールドからの撤退表明をしました。
しかもロレックスだけではありません。
バーゼルワールド「BIG5」と言われていたパテックフィリップ、ショパールの両ブランドに加え、チューダー、シャネルまでもがバーゼルワールドからの撤退を表明したのです。
延期となった2020年のバーゼルワールドですが、来年2021年から上記5社が抜けることとなり、バーゼルワールド存続最大の危機が訪れました。
参考画像:バーゼルワールド公式サイトより 1991年にリシュモングループが独立しSIHH(ジュネーブサロン)を開催、2018年にスウォッチグループが撤退を表明した時も時計業界に激震が走りましたが、今回のニュースも同等の激震が走り、時計業界はざわついております。
この記事を読まれている方の中には「バーゼルワールドって何?」「リシュモングループ?」「スウォッチグループ?」「LVMHグループ?」そういえば耳にしたことはあるが、あまりよく知らなかったという方のために要点をまとめ、おさらいをしていきたいと思います。
バーゼルワールド
MCH SWISS EXHIBITION(MCHスイス エキシビション)が運営し、毎年3月、4月頃にスイスのバーゼルにて行われる世界最大級の時計・宝飾品の見本市。
始まりはスイスの産業見本市といわれ、2018年に100周年を迎えました。
当時は時計・宝飾品の見本市というより、チョコレート、靴、編み物から化学、運輸など、スイスの幅広い分野の産業見本市だったそうです。
バーゼルワールドは約一週間の期間をかけて行われます。
バーゼルワールドと聞くと時計の見本市と思いがちですが、600を超える企業が出展し、宝飾品も含まれるので、時計のみの見本市ではありません。
各メーカーのブースでは新作が発表され、2019年の来場者数は約8万人といわれております。
主に新作発表と商談がメインではありますが、一般入場も60スイスフラン(2020年4月現在約6800円)でパスを購入すれば入場出来ます。
しかし、出展料の高騰やフェアの重要性に異議を唱えるメーカーも出始め、撤退を表明するメーカーも増えてきているのが現状です。
1階のメイン会場に出展ともなると、数十億円がかかるともいわれております。
時計雑誌やインターネットでも特集が組まれ、新作がいち早く楽しめると注目されているイベントです。