バブル景気、そして崩壊
時は経ち、バブル当時の人気はデイトジャストやデイデイトだったと聞きます。
私が前述の「好きな著名人と同じものを持ちたい、身に着けたいという風潮ではなかった」ように思った根拠はここにあります。
輸入品、舶来品に憧れを持った人たちはステータスとしてロレックスのコンビモデルや金無垢のデイデイトを選んだのでしょう。
誰が見てもロレックスを付けているとわかりやすく、人より派手なものをこぞって買い求めたのだと思います。
あまりにも景気が良すぎて、憧れの象徴でもあったロレックスは手の届かないものから持ってて当たり前のものになってしまったのです。
そしてバブル崩壊。
消費税の導入(3%)や土地の価格など、様々な物の価値が下がる中、ロレックスも同様に下落したのかと言えばそうではありません。
何故なら、バブル景気は日本経済で起こった出来事だからです。
世界にはロレックスの魅力に魅せられたコレクターが数多くおり、世界中で最も人気が高い時計なのです。 日本では故石原裕次郎氏の影響が大きかったであろうロレックス。
世界に目を向けてみたところ、やはりムービースターの影響や作中の登場シーン、ロレックスの歴史と功績が大きく影響しているようです。
ムービースター
ロレックスを愛用している(していた)海外著名人でもっとも有名な一人がデイトナを愛用し、「ポールニューマンモデル」で有名な故ポールニューマン氏ではないでしょうか。
初のセラミックベゼルが採用された現行116500LN、ロレックスの悲願であった自社製クロノグラフムーブ搭載の前型116520、ゼニス社の名機エルプリメロを搭載した16520など、どのモデルも素晴らしいモデルで全てがプレミアですが、中でも超プレミアモデルとなっているものが「6239」です。
そんな超プレミアモデルの故ポールニューマン氏が所持していたデイトナ「6239」は2017年(平成29年)10月26日にニューヨークで行われた「フィリップス・オークション」にかけられ、腕時計史上最高額の約1775万ドル(日本円で約20憶円)で落札されたのは大きなニュースとなり、話題になったのは記憶に新しいのではないでしょうか。
こうしてデイトナ・ポールニューマンは伝説の一本となりました。 二人目は映画007シリーズでジェームズ・ボンドが使用していたことも、あまりにも有名です。
・サブマリーナー「6538」
1962年「007・Dr.No」
1963年「007・From Russia with Love」
1964年「007・Goldfinger」
1965年「007・Thunderball」 ・GMTマスター「1675」
1967年「007・Casino Royale」 ・サブマリーナー「5513」
1969年「007・On Her Majesty’s Secret Service」
1973年「007・Live and Let Die」
1974年「007・The Man with the Golden Gun」 ・サブマリーナー「16610」
1989年「007・License to kill」 以降~2015年「007・Spectre」まで、オメガ・シーマスターが採用されております。 日本人の多くが「故石原裕次郎氏」に熱狂し憧れたように、海外では「故ポールニューマン氏」や「ジェームズ・ボンド」に憧れる人々も多かったと推測出来ます。
ロレックスの三大発明
ロレックスの功績に目を向けると下記の三大発明が偉大なる功績としてあまりにも有名です。 ・パーペチュアル機構:手巻きが主流だった腕時計にもたらした革命的な発明。ロレックスが特許を持つ技術であり、両方向から巻き上げが可能なローターによる回転機構です。
腕に嵌め続ければ止まらないという大発明でした。 ・オイスターケース
金属の塊をくり抜き、ねじ込み式の裏蓋を採用したことで繋ぎ目なくケースを作り、牡蠣の殻のような高い気密性と防水性を誇ることで付けられた名称です。 ・デイトジャスト機構
カレンダーが一瞬で切替わる機能であり、日付が変わると切替わる。
ちなみに12時ジャストで切替わることではない。
この辺りは勘違いされる方も多いと思います。 ロレックス創始者である「ハンス・ウィルスドルフ氏」が創造し、残してきた功績は今も時計業界に深く根付いており、残した功績は実に偉大なものでした。
こうしてロレックスの名前は世界中に知れ渡り、地位を築いてまいりました。 ロレックス人気が衰えない一つに需要と供給のバランスがあると思います。
世界中で需要と供給のバランスが取れてなければ、必然と相場は崩れます。
何故ロレックスには高い需要があるのか。
1. 資産価値が高い
2. 実用時計としての需要
3. 幅広い層に支持されるラインナップ
4. 流通量の少なさ 大きくまとめると、上記4点に集約されるのではないでしょうか。