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ロレックスのセルフ研磨・傷消しができれば時計を売る時にも【かなりの印象アップ】間違いなし
時計のブレスレットやケースに付いていしまう軽度の使用傷なら、わざわざ修理・研磨に出さなくてもかなり綺麗にできるので、そのやり方をご紹介します。これができれば買取査定でもかなり好印象を与える事ができますので、ぜひ習得してください。
特に個人売買で時計を売りたい方などにはかなり重宝してもらえると思っています。
この程度の研磨では時計が痩せてしまう事はありませんのでご安心ください。もともと痩せている時計はやめておいた方がいいかもしれません。
【※時計の痩せ・・・何度も研磨をしてケースやブレスレットが弛み始めている状態】
今回綺麗にする時計はロレックスオイスターパーペチュアル
ノーメンテナンスなのでそれなりに「傷・汚れ」がついています。買取りをさせて頂いたロレックスのオイスターパーペチュアルデイトを、一般的なホームセンターで売っている道具だけで、どこまで時計を綺麗にできるかチャレンジしてみました。
用意するものはこちら
- ・サンエーパール(クリーム状の研磨剤で粗くなければ他のものでもOK)
- ・子供用歯ブラシ
- ・ナイロン研磨シート(100均で買えます)
- ・バネ棒外し(アマゾンで500円ほどで買えます)
まずは時計のヘッドとブレスレットをバネ棒外しを使って外します。
このように分けたら・・・まずは、ブレスレットの方から小傷除去を始めて行きましょう。
ブレスレットの縦線にそって真っ直ぐに磨いていきます
ブレスレットはヘアライン仕上げなので真っ直ぐな線傷を付けて、古い使用傷もろとも削ってしまいます。※0.0何mmレベルの非常に薄い研磨なので深めの傷は消せません。バックルを中心に12時側のコマと6時側のコマ、そしてバックル部分の3か所を各5分くらいゴシゴシ磨きました。【コツ】縦に真っ直ぐに擦る(ヘアライン仕上げなので)自信のない方はテロテープなどでマスキングして少しずつやるのも有りです。
ブレスレットのサイドは鏡面仕上げといって鏡の様な研磨仕上げなので、そこの部分までゴシゴシ磨いてしまわないように注意してください。
次に、ヘッドを磨きます。
こちらは鏡面仕上げなので、粗い研磨材では鏡面部分に傷がついてしまうので、クリーム状の研磨材で鏡面の風合いを壊さない様に少しずつ研磨していきます。 ティッシュに少しクリームを付けて何度か擦ればティッシュが真っ黒になるのでしっかり磨けています。鏡面部分を地道に1時間くらい擦ってあげると綺麗になりますよ。めちゃくちゃ手が痺れますが・・・ 今回は、時間の都合上20分くらいで切り上げました。最後の仕上げ
歯ブラシでブレスレットやヘッドの隅々についた研磨材や皮脂汚れなどを水を付けて洗っていきます。食器用洗剤などでステンレス製のスプーンなどもあらったりできることから、時計に使っても問題ないだとうと判断し、しっかり泡立てながらゴシゴシ洗いました。 ※この時、水が入らないようにしっかりリューズが閉まっていることを確認しましょう。完成がこちら
いかがでしょうか。全行程を1時間くらいでやりましたが、結構綺麗になったので満足です。じっくり時間をかければもっと綺麗になります。上が「アフター」完成
下が「ビフォー」やる前 それでは皆様も時計のクリーニング是非お試しあれ。