2代目エクスプローラーⅠRef.6610について
- 生産期間
- 1955年から1957年
- ケースサイズ
- 36mm
- 防水性能
- 50m
- 風防
- プラスチック風防
- 夜光
- ラジウム夜光
- ムーブメント
- 自動巻き
- キャリバー
- Cal.1030
- ブレスレット
- リベットブレス(フラッシュフィット一体型)7206/58、リベットブレス(フラッシュフィット一体型)7206/80
エクスプローラーⅠのデザインを革新的なものにした2代目モデル
369のインデックスにベンツ針がアイコニックであるエクスプローラーⅠの原型ともいえる2代目エクスプローラーⅠ。フェイスだけでなくムーブメントも大きな改良が施されており、ローターが両方向どちらに回転してもゼンマイを巻き上げられる両方向巻き上げ式となり、これまでの片方向巻き上げ式よりも大幅に巻き上げ効率がアップした。また、初代エクスプローラーⅠRef.6350のバックケースがセミバブルであったのに対しブラットと呼ばれる平らなバックケースとなった。生産期間が約2年の為、流通量は少なく良質の個体を見つけるのは非常に困難である。
- ミニッツサークルミラーダイヤル
-
艶感のあるエナメル質の黒のダイヤルにゴールドの塗料プリントされるミニッツサークル。この組み合わせをミニッツサークルミラーダイヤル(MMダイヤル)という。
- 時分針
-
オリジナルパールはゴールドカラーの時分針となっている。2代目エクスプローラーⅠからベンツ針のみに統一されている。
- 秒針
-
いくつかバリエーションが存在する。白のペイントされている秒針やペイントされていない針や、ドットの大きい秒針などがある。
- 夜光インデックス
-
夜光塗料はトリチウムより以前に使われていたラジウム塗料。トリチウムではないので、「T SWISS T」ではなく、「SWISS」のみとなっている。また文字盤に直接塗布されていた夜光塗料のため個体差がある。
- 防水表記
-
2代目エクスプローラーⅠに極わずかに存在する防水表記のされたダイヤルが存在する。通称レッドデプス。「50m=165ft」と赤文字でプリントされている・
- ムーブメントCal.1030
-
世界初となる全回転両方向巻き上げ式ムーブメントである。前作のRef.6530に搭載されていたCal.A296が全回転片方向巻き上げ式に対して、大幅に巻き上げ効率が向上した。