衝撃ニュース!どうなる?バーゼルワールド。ロレックス、パテックフィリップ他数社が撤退表明。 | 時計買取.biz|おすすめの『最大10社一括査定』 - Part 2

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衝撃ニュース!どうなる?バーゼルワールド。ロレックス、パテックフィリップ他数社が撤退表明。

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リシュモングループ

参考画像:リシュモングループ公式サイトより 冒頭でも触れましたが、1991年に「リシュモングループ」がSIHH(2020年よりWATCHES&WONDERS GENEVAに名称を変更)の開催をいたします。 リショモングループといえば、「カルティエ」「パネライ」「ジャガー・ルクルト」「ヴァシュロン・コンスタンタン」「IWC」「Aランゲ&ゾーネ」「ピアジェ」などそうそうたるブランドが名を連ねている巨大企業です。 SIHHの参加ブランドは「カルティエ」「パネライ」「ジャガー・ルクルト」をはじめとするリシュモングループ傘下のブランドに加え、「H.モーザー」「エルメス」「ジラールペルゴ」「ローマン・ゴティエ」「HYT」など。 また、積極的に独立系の小規模ブランドへの出展スペースを設けており、拡大路線を推し進めております。 その結果、規模としてはバーゼルワールドに次ぐ見本市となりました。 バーゼルワールドと異なっていたのは、SIHHは完全招待制になっており、業界関係者、報道関係者のみ参加出来る点です。 2017年の最終日には事前登録した一般客のみ有料での入場を認めました。 2018年には、過去最大数となる35ブランドが参加しております。 ただし、SIHHも盤石ではなく、2019年には「オーデマピゲ」と「リシャール・ミル」がビジネスモデルの違いなど理由に撤退したといわれております。 これはあくまでも私自身の憶測でありますが、リシャール・ミルに関しては、元々生産数も少なく、出展して多数にプレゼンテーションするより、今以上に顧客に向けてコミュニケーションを取りプレゼンテーションをした方が効率や費用対効果が良いと判断したのでは?と推測しております。 2020年はバーゼルワールドと時期を合わせて4月25日~29日まで開催が予定されておりましたが、バーゼルワールド同様SIHHも中止となりました。

スウォッチグループの撤退

参考画像:スウォッチグループ公式サイトより 「オメガ」「ブレゲ」「ロンジン」「ハミルトン」「ラドー」「ハリー・ウィンストン」「ブランパン」などの時計宝飾ブランドを傘下にし、さらに製造部門として汎用ムーブメントに「エタ」、高級機械式ムーブメントに「フレデリック・ピゲ」、ケース・ブレスレット製造に「LASCOR」などを傘下に持つ時計製造のグループとしては世界最大級の企業です。 このスウォッチグループが2018年にバーゼルワールド撤退を表明し、時計業界に激震が走ったことは冒頭にも記載いたしましたが、それはどれほどの衝撃だったのでしょうか。 スウォッチグループはバーゼルワールドにおいて「ロレックス」「パテックフィリップ」「ショパール」「LVMHグループ」と並び「BIG5」としてバーゼルワールドの中心的存在でした。 2018年7月28日付けのスイス地元紙「Neue Zurcher Zeitung(ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング)」のインタビューでスウォッチグループの最高経営責任者「ニック・ハイエック氏」が2019年以降のバーゼルワールドからの撤退を表明したことに始まります。 ニック・ハイエック氏は撤退の理由を「ネットやSNSの普及により、出展にかつてのPR効果がなくなった」と述べたといいます。 憶測ではありますが、それに加え数十億円かかるともいわれる高額な出展料金も一つの要因になったのではないでしょうか。 最近では「ブライトリング」が独自に「The BREITLING Summit」という世界各国にある正規販売店やメディアに向けて新作の広報活動を行っております。 バーゼルワールド出展に対する費用対効果が得られないと判断したであろうスウォッチグループもこういった路線への舵を切ったのではないかと思います。 これほどの巨大企業でバーゼルワールドの中心的な存在であれば、スウォッチグループ目当てに世界各国からバイヤーやメディアが集まります。 スウォッチグループの撤退だけでバーゼルワールドの魅力は半減するといわれるほど、その影響力は計り知れないものでした。 そのスウォッチグループでは2019年に「オメガ」「ブレゲ」「ブランパン」「ジャケ・ドロー」「ハリー・ウィンストン」「グラスヒュッテ・オリジナル」の6ブランドを集結させ、独自に「TIME TO MOVE」という見本市を開催しました。 内容についてはあまり出回ってはいないようですが、各ブランドの特設会場巡り、新作発表などが行われたようです。 バーゼルワールドのような巨大な出展会場では来場者に対し十分なプレゼンテーションが出来なかったため、スウォッチグループの新たな試みであったこの「TIME TO MOVE」は多くのバイヤーに歓迎され、成功を収めました。 先にも触れましたが、オーデマピゲはSIHHからの撤退を表明しております。 オーデマピゲはスウォッチグループとNivachronという火磁性合金のヒゲゼンマイを共同開発したというニュースもあります。 真相は定かではありませんが、このあたりの事情もオーデマピゲがSIHHから撤退した理由があるのかもしれません。 今後の動向が非常に気になるところであり、注目したいところです。

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