アンティーク時計・ヴィンテージ時計の真実は神のみぞ知る!?

(モデル:1680 製造年:1977~1978)

ロレックスのアンティークが価格高騰しております。もちろん弊社でもアンティークの買取は大歓迎!高価買取をお約束します! ところでアンティークでよく語られる点について、どこまでが真実でどこからがただの噂なのか、疑問を感じたことはありませんか?今回は私なりの見解を簡単にまとめたいと思いました。

オリジナル性

これはズバリ、新品時の状態がどれだけ保たれているかです。分かりやすいのはインデックスや針の夜光塗料の焼け具合。インデックスは茶色っぽく焼けているのに針は綺麗な白という状態をよく見ますが、これは針を交換している典型的な状態です。 このような点から明らかに交換されているパーツがある場合は簡単に判断できますが、では逆に焼け具合が一緒だからオリジナルと言い切ることはできるのでしょうか。 答えはノーです。例えば1980年製の時計が1982年に針交換されていたらどうでしょう。交換時はまだ綺麗な状態だった時計が、その作業がされてから30年以上経過し同じ具合に日焼けしている可能性は十分にあります。 針というのはとても分かりやすい例ですが、これが歯車1枚・ネジ1本となるともう判断はできません。これこそまさに神のみぞ知る、もしかしたら神様にも分からないかもしれませんね。

ネットの情報と違う

インターネットには様々な情報が溢れています。 『1965年頃までのサブマリーナー 5512はノンクロノメーターでcal.1530が搭載され文字盤にクロノメーター表記がない』 これが一般的なインターネットから得られる情報です。もちろんこのような情報は概ね正しく、ロレックスの歴史を研究された素晴らしい情報です。ですが私は、クロノメーター表記があるcal.1530搭載の5512を見たことがあります。年式的にクロノメーターに変更される過渡期のものだったからというのはありますが、ネットの情報だけでは正しく判断できなかった例です。 私が感じるのは、このような例外があることこそがアンティークの魅力ではないかということです。情報がしっかりと管理された現代では、このような例外・規格外はほとんど存在しないかと思われます。もちろん明らかにおかしい内容であれば後に交換されている可能性を考えなければなりませんが、自分の時計に自分だけが知る歴史が隠れていた方が楽しいですよね。

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(モデル:5512 製造年:1965年頃)

結局アンティークの魅力とは

ヨーロッパでは時計を親から子へ、子から孫へと受け継がれることが一般的であると聞いたことがあります。メンテナンスをすれば長く使い続けることができて当たり前。使われ続けていく長い歴史を垣間見て、自分がその歴史の一端を担うこと。それこそがアンティークの魅力ではないでしょうか。 スペック・仕様を研究することがアンティークの世界をより深いものにしますが、そこにとらわれすぎるのも時計好きとしてはちょっと反省ですね・・・

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